何度聞いても忘れる複雑なイスラエルの歴史を1枚の図でまとめてみた

時事
イスラエルの歴史は、ユダヤ人の長い放浪の歴史と、国家再建への努力、そしてその過程での多くの紛争と和解の試みが交錯する物語です。現在でも紛争・戦争が終わらず、ニュースで取り上げられますが、複雑なため経緯を忘れがちです。この図で経緯を再確認し、中東情勢理解の一助になれば幸いです。

イスラエルの紛争・戦争が与える影響

  • 2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃しました
  • この中東情勢悪化は現地の生活変化はもちろんの事、世界的には株価下落やエネルギー不安という影響を与えました。(新NISAで投資をはじめた人は震えたと思います。。。)
  • 中東情勢のニュースが流れるたびに「そもそもイスラエルとかパレスチナって何だっけ?」となります
  • そこで歴史的経緯を1枚の図でシンプルにまとめました
  • この歴史は厳密に書くと複雑かつ時間軸が長いためわかりづらくなります。あくまで簡略化したものであることを念頭に置いて頂ければ幸いです

図の解説

  • 昔ユダヤ人の国がありましたが西暦135年にローマ帝国との戦争に敗れ、ユダヤ人は地中海各国に離散しました(ユダヤ戦争・ディアスポラ)
  • その後、ユダヤ人が住んでいたところはパレスチナと呼ばれるようになります
  • そしてユダヤ人は欧州各地で迫害され続けました(キリストを殺した犯人という名目で迫害、十字軍による虐殺、ドレフュス事件、ナチスによるホロコーストなど)
  • 一方、ユダヤ人がいなくなった土地にアラブ人が移住しました(そして2000年もの間住み続けることになります)
  • 迫害を受けたユダヤ人が選べる職業は限られていました。その中に当時汚れた職業として扱われた金融業がありました。この金融業でユダヤ人の中から富豪が誕生します
  • 富豪となったユダヤ人は権力者を裏から支援しました。(アメリカにもユダヤ人は移住しており、アメリカ大統領選はユダヤ人の支援がなければ勝てないと言われています)
  • そしてユダヤ人の国家建設を目指す運動が起こります(シオニズム運動)
  • 1947年に国連でパレスチナをユダヤ国家、アラブ国家、国連関連管理地区の3つに分ける分割案が採択されました。 しかし、アラブ側は拒否しました
  • そして1948年にイスラエルの建国を宣言しますが、アラブが反発し、戦争になります。全てイスラエルが勝利します
  • 戦争に勝利したイスラエルは多くの土地を獲得し、逆にパレスチナはヨルダン川西岸地区とガザ地区だけになりました

最後に

  • その後もイスラエルとパレスチナは攻撃し合うわけですが、2023年にガザ地区からハマスがイスラエルに攻撃を仕掛けたのは近年では異例のようです
  • この歴史の難しいところは「もともとユダヤ人の土地だ」vs「2000年も経って今さら渡せて言われても無理がある」というごもっともな主張の対立であり、かつ裏からユダヤ人に支援してもらっている政治家の存在が他国介入を複雑化させています
  • 今回割愛しましたが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という宗教も歴史と関係しています
  • 複雑だからこそ、一歩ずつ前進することが必要です。1日でも早く平和的に解決することを祈っています
この記事を書いた人
ヒーローかず

ウェブエンジニア・SEOエンジニア・データ分析エンジニア
EC歴15年
東京理科大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でウェブエンジニアとして9年システム開発を行いました。現在ECサイトの販売代行をしている会社でエンジニアとしてプロジェクトマネージメント、サイト機能改善提案、SEO対策、データ分析に携わっています。趣味はゲーム、マンガ、株式投資です。

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